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最近開通した高速道路の通行料が高額すぎるため、利用率が伸び悩んでいるとの指摘が出ている。住民や専門家は、料金を引き下げて利用を促し、都市部の交通渋滞を緩和すべきだと訴えている。
プチョンから市中心部への通勤ルートを例に挙げると、新しく整備された高速道路「Setiawangsa-Pantai Expressway(SPE)」は、より速い迂回ルートとして利用が推奨されているものの、追加でRM3.50の通行料が必要となり、通勤者にとって大きな負担になっていると指摘されている。
ある通勤者は「既存道路の渋滞がひどくSPEの利用を考えるものの、料金に見合うメリットを感じにくい」と語っており、建設・維持費を反映した通行料の設定が「利用抑制要因」になっているとの声も多い。運営会社や関係当局に対しては、ピーク時間帯の割引料金導入など柔軟な価格設定を求める意見が出ている。
また、この高速道路は建設費約37.4億リンギを投じて整備され、53年間の運営権が付与されているが、利用率が上がらなければ収益モデルに影響が及ぶ可能性があるとの懸念も示されている。
利用者を増やし、道路網としての機能を十分に発揮させるためには、適切な料金設定と利用促進策が不可欠だとの見方が当局と市民の双方から出ており、今後の対応が注目されている。