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「制度改革を求める声が無視され続けている」として、マレーシアの反汚職運動団体「Sekretariat Rakyat Benci Rasuah(国民反汚職秘書局)」が主導する大規模な抗議デモ行進「Himpunan Rakyat Benci Rasuah 2.0(国民反汚職集会2.0)」が、6月28日午後2時30分よりクアラルンプール中心部のSogoショッピングモール前で行われる。
参加者はその後、ダタラン・ムルデカ(独立広場)まで行進する予定。
この集会は、1月に実施された初回集会に続くもので、2月には同団体が政府に提出した改革要求の覚書に対し、いまだ実質的な進展が見られないことを受けての開催となる。
デモの主要な要求は以下の通り:
- 首相府から検察庁(AGC)を分離し、権力の分立を明確化すること
- マレーシア汚職撲滅委員会(MACC)の完全な独立性の確保
- 政治資金法の制定
- 2009年にMACCの拘留下で死亡したテオ・ベン・ホック氏の事件解決
主催者側は、すべてのマレーシア国民に対して政治的立場に関係なく参加を呼びかけており、改革の遅れに対する市民の不満が高まっていることを示す機会にしたいとしている。
さらに、6月21日から22日にかけてサバ州で予定されている関連集会に対しても支持を表明し、学生や地元住民による政府説明責任の要求を後押ししている。
今年2月には、秘書局のザイム・ズルキフリ氏がスンガイ・プタニ選出のタウフィク・ジョハリ下院議員に15人の与党議員とともに覚書を手渡していた。
ザイム氏は「我々は政府が汚職をしていると非難しているわけではないが、行動の遅れが汚職を助長するリスクをはらんでいる」と強調した。