ホームマレーシアニュースジョホール皇太子とシンガポール政府、ホーランド・ロードで土地交換に合意―世界遺産への配慮で計画見直し
ジョホール皇太子とシンガポール政府、ホーランド・ロードで土地交換に合意―世界遺産への配慮で計画見直し

ジョホール皇太子とシンガポール政府、ホーランド・ロードで土地交換に合意―世界遺産への配慮で計画見直し

2025.06.11 政治・社会

シンガポール政府とジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル・スルタン・イブラヒム殿下は、シンガポール・ホーランド・ロードでの土地交換に合意した。

共同声明によると、皇太子は自身が所有する13ヘクタールの土地をシンガポール政府に譲渡し、代わりに8.5ヘクタールの国有地を受け取る。
この土地は、ユネスコ世界遺産に登録されているシンガポール植物園に隣接しており、開発による影響を軽減するため、交換が決定された。


交換される土地は「同等の価値」であるとされており、皇太子が所有するホーランド・ロードの土地全体(21.1ヘクタール)は、代々ジョホール王室が私有してきたものである。

シンガポール土地庁(SLA)と都市再開発庁(URA)は、「皇太子は今後、交換後に所有する土地の開発を計画しており、低層・低密度の住宅開発に適した地域となる見込みだ」と明らかにした。


ただし、すべての開発計画は関係機関による正式な審査を経る必要があり、環境影響評価も事前に行われる。開発は周辺環境に十分配慮した形で進められることが求められる。

一方で、シンガポール政府が譲り受ける土地については、現時点での開発予定はなく、将来的な利用計画は柔軟に検討していくとしている。

 

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