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マレーシア道路交通局(JPJ)は、交通違反者に対して違反点数を課す「ケジャラ制度」の大規模な見直しを進めており、現在その最終検討段階にあると明らかにした。
改正案は運輸省への提出を前に、法的手続きや規則改正を含めた調整が必要である。
今回の見直しは、運輸相アンソニー・ローク氏が同制度を「機能不全」と評価し、抜本的な改革を発表したことを受けたもの。
現行制度では、違反点数の加算は罰金の支払いや裁判後に行われていたが、新制度では違反通知の時点で即時加算が可能となる見通し。死亡事故や重大事故を引き起こす恐れのある20の違反項目が対象となる。
また、営業用車両の運転手(PSV・GDL保有者)が重大事故を起こした場合、即時の免許停止は行わず、まずは説明要求が発行され、州のJPJ責任者による判断を経て処分が下される。
現在までに5件の一時的なPSV免許停止が確認されている。
JPJは業界団体との意見交換会を開催し、定期的な対話の継続も表明した。
今回の制度改正は、危険運転者の排除と交通安全の徹底を目的としている。