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JETRO 日本製品の EC 販売 今年度はコスメも

JETRO 日本製品の EC 販売 今年度はコスメも

2023.09.15 マレーシアニュース

日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は13日、マレーシアの電子商取引(EC)サイトで日本商品の販売を促進する「JAPAN MALL 事業」について、今年度は地場の2社と協力し、販売促進を行うと発表した。

 

同事業は3年目で、今回初めて、多数の日本製化粧品や美容関連商品を取り扱うGolden Coner 社と連携する。Golden Coner 社は、自社でECサイトを複数運営しているほか、小売店との強いネットワークを持っている。
8月からすでに「LAZADA」「Shopee」などのEC サイトおよび Sasa、Aeon Wellness、 Ainz&Tulpe、DONDONDONKI での販売プロモーションやインフルエンサーによる情報発信などを実施しており、更なる日本製商品の認知度の向上、オンラインショッピングの利用促進を目指す。期間は10月1日まで。

 

また、昨年度も事業を実施した小売大手TFP 社とも連携する。

TFP 社も10月1日まで、ECサイトおよびVillage Grocer、BSC Fine Foodsなどの実店舗で、日本産の菓子類や調味料、麺類などを販売する日本食食品フェアを開催している。

 

マレーシア政府は 2021 年 4 月に「National e-Commerce Strategic Roadmap 2.0」を発表し、2025 年までに EC 市場規模を 44.4 兆円(2018 年 12.4 兆円)に引き上げ、EC を活用する中小企業の数を 87 万 5,000 社 (2020 年 48 万 9,958 社)に拡大する目標を掲げている。

 

マレーシアの EC 市場は拡大を続けており、マレーシア統計局によると、2021 年の EC 収入は 1 兆 372 億リンギ(約 32 兆円)と初の 1 兆リンギ超えを記録した。また、2022 年の EC 収入は、新型コロナが流行する前の 2019 年と比較して 1.6 倍以上に増加しており、JETROは「今後の市場拡大が期待される有望市場の 1 つ」としている。

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