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約28カ月の運休を経て、クアラルンプール国際空港(KLIA)の名物「エアロトレイン」が7月1日午前10時から全面運行を再開する。
マレーシア空港会社(MAHB)の空港再生計画の一環で、総額4億5,600万リンギが投じられた大規模改修を終えた。
イブラヒム首相がKLIA第1ターミナルで行われる再開式典に出席予定で、運輸相アンソニー・ローク氏はSNSで「昼夜問わず復旧に尽力した全員に感謝する」と述べた。
エアロトレインは1998年のKLIA開港以来の象徴で、今回の刷新でアルストム社製の無人運転車両「Innovia APM 300R」3両編成を導入。
最大270人を時速56キロで運び、メインターミナルとサテライト棟間を3分以内で結ぶ。
最新の監視システムで故障を減らし、安全性と快適性が向上した。
陸上公共交通庁(APAD)は半年間にわたり試運転と調整を実施。
当初2025年3月完工予定だったが、世界的な物流の遅れや複雑な統合作業により延期していた。
KLIAは1日10万人超が利用し、長距離便が集中するサテライト棟との迅速な接続が不可欠。
エアロトレインの復活で、2026年の「ビジット・マレーシア」に向けた旅客増への対応が期待される。