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マレーシア・ケダ州のヤン地区にある学校において、原因不明の感染症によるクラスターが確認された。
感染は生徒および職員に広がっており、地元保健当局が警戒を強めている。
症状は風邪、発熱、咳、水疱、嘔吐、下痢、発疹などで、ケダ州全域の医療機関には、これらの症状を訴える患者の監視が指示された。
特に、4月3日以降にヤン地区の民間トレーニングキャンプを訪れた、宿泊した、または活動に参加した経歴を持つ患者には注意が促されている。
ケダ州保健委員会のマンスール・ザカリア委員長は、今回の感染症クラスターについて「ただちに調査を進める必要がある」と強調した。
「いずれかの症状を示す患者がいた場合、全ての医療従事者は速やかにケダ州保健局に報告しなければならない」と述べた。
今回の感染症は、クアラ・ムダ地区にある中学校の生徒と職員に影響を与えており、保健局は4月24日(木)に報告を受け、直ちにクアラ・ムダおよびヤンの地区保健事務所が現地調査を実施した。
感染者は14歳の生徒および関係職員であり、全員がスルタン・アブドゥル・ハリム病院で治療を受けており、現在は安定した状態にあるとされる。
当初39人と報告されていた感染者数については、マンスール委員長がその後「実際には7人のみ」と訂正した。
保健当局は、関係施設において現場検査とリスク評価を実施し、必要な制限措置を講じた。
「根拠のない憶測は混乱を招き、調査の妨げとなるため、控えていただきたい」とし、また「感染症の拡大を防ぐため、住居およびレジャー施設の衛生管理を徹底し、予防策を講じていただきたい」と市民に呼びかけた。
原因不明の感染症が確認されたことで、地域住民の間には不安が広がっているが、当局は冷静な対応と正確な情報の共有を呼びかけている。