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マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、5月1日の「労働者の日(Labour Day)」にあわせて開催された記念式典で演説し、労働者に対して引き続き政府への支持を呼びかけた。
クアラルンプール・ブキジャリルのアクシアタ・アリーナで行われた盛大な式典で、アンワル首相は「労働者の生活水準の向上は、まだ道半ばであり、闘いは続いている」と述べ、生活改善に向けた努力を約束した。
首相は、今年2月以降に政府が実施した最低賃金の引き上げ(月額1,500リンギから1,700リンギへ)や、公務員給与の15%超の増額を具体例として挙げ、「労働者のために最善を尽くしたいという姿勢の表れだ」と強調した。
また、自身の政治的ルーツについても触れ、「私は街頭での闘争から生まれた首相だ。過去に私を支えてくれた何千人ものデモ参加者の多くは労働者だった」と述べ、労働者との絆を再確認した。
アンワル政権は、生活費の高騰や経済格差といった国民生活に直結する課題の改善に取り組む姿勢を示しており、今回の発言は、政策への理解と信頼を労働者に求めるメッセージと受け止められている。