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マレーシアとラオスは、鉄道と海運を組み合わせた新たな物流ルート構築に向けて戦略的連携を結んだ。
5月25日、ペナン港(PPSB)とタナレーン・ドライポート(TDP)との間で協力覚書(MoC)が交わされた。
この合意は、両国の首相であるアンワル・イブラヒム氏とソネサイ・シパンドン氏の立ち会いのもと、MMCポート・ホールディングスのCEOアズマン・シャー氏とPTLホールディングCEOチャントーン・シッティサイ氏により署名された。
今回の連携は、中国~ラオス~タイ~マレーシアを結ぶ「汎アジア鉄道ネットワーク」の一環であり、マレーシアの西海岸と陸路でつながることで、より効率的な輸送を実現する狙いがある。
アズマン氏は、「この協力は物流コストと時間の削減に寄与し、マレーシアが地域物流のハブとして発展する大きな一歩だ」と述べた。
協力内容には、運用ノウハウの共有、システム統合、手続きの簡素化、人材交流などが含まれる。
TDPのサコーン・フィランガム氏は、「内陸国であるラオスが、広域な物流ネットワークに接続することで経済発展につながる」と期待を示した。
なお、TDPがマレーシア企業とMoCを交わすのは今回が2度目で、以前にはムティアラ・ペルリス社とも協力している。
2024年のマレーシアとラオスの貿易額は約9,970万リンギット。
マレーシアはラオスにとって5番目に大きい外国投資国であり、再生可能エネルギーや交通など46のプロジェクトに約9億4,200万米ドルを投資している。