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マレーシア弁護士会は14日午後、プトラジャヤの連邦裁判所(パレス・オブ・ジャスティス)から首相府までの約2.6キロを「司法の独立を守る行進」と題し、平和的に行進する予定だ。
弁護士会が行進を行うのは1947年の創設以来わずか数回で、極めて珍しい出来事となる。
過去には1981年に結社の自由を制限する法改正案への抗議、2007年には判事任命を巡る疑惑を受けた「ウォーク・フォー・ジャスティス」、2011年の平和集会法案への反対行進、2014年の治安維持法廃止を求める「ウォーク・フォー・ピース・アンド・フリーダム」、そして2022年の司法の独立を訴える行進などが行われてきた。
今回の行進では、司法トップポストの誠実かつ高潔な判事による速やかな補充、裁判遅延を防ぐための空席解消、そして司法介入の有無を調査する王立調査委員会(RCI)の設置などを求める覚書が首相府に提出される見通しだ。
弁護士会は法曹職能法1976年に基づき「正義のために恐れや偏りなく行動する」ことを使命としており、行進はその実践の一環だ。
政府側は現在、英国、豪州、インド、シンガポールの判事任命制度を参考に改革の検討を進めており、司法制度の今後の行方が注目される。