関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は8日、トルコ訪問中に行われた経済人との協議会で、防衛、エネルギー、高度技術分野などで両国の協力関係を一段と強化する必要性を強調した。首相はこれらの分野で双方の強みを活かすことで、地域的な競争力を高められると述べた。
アンワル首相は、トルコの防衛産業や宇宙・航空技術、原子力関連技術が世界的にも進んでいると指摘。これに対し、マレーシアはエネルギー、半導体、電気・電子技術(E&E)などで優位性を持っており、「両国が人工知能(AI)などの新技術にも注力することで、「相互に補完し合う協力関係が築ける」と述べた。
また、首相は協力の推進には企業間のパートナーシップや共同投資が不可欠だとし、トルコ企業に対してマレーシア市場への進出と投資拡大を呼びかけた。マレーシアの安定した投資環境やASEAN市場へのゲートウェイとしての戦略的優位を生かし、貿易や技術移転、雇用創出につなげたい考えを示している。
この呼びかけは、アンワル首相がトルコ大統領レジェプ・タイイップ・エルドアン氏との共同発言や、両国が新たに設立した高官戦略協力評議会の初会合で合意した包括的な連携強化策の流れを受けたものでもある。評議会では貿易・投資、ICT(情報通信技術)、防衛技術、人材育成など幅広い分野での協力が議論されている。
マレーシアとトルコは、2025年1月~11月の貿易額が約212億リンギ(約8,000億円)に達するなど、経済的な関係も深化している。アンワル首相は今回の協力強化を通じて、両国がそれぞれの地域で戦略的なハブとしての役割を一層強化できるとの見通しを示した。
協力拡大の具体化に向け、今後も政府間や企業間の対話と実働プロジェクトの推進が注目される。