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マレーシアのヘイズ、社会的損失約80億リンギと推計 健康や企業活動に影響

マレーシアのヘイズ、社会的損失約80億リンギと推計 健康や企業活動に影響

2026.10.30 政治・社会

マレーシアで2026年に発生したヘイズについて、健康への影響による社会的損失が約80億リンギに上るとの調査結果が発表された。大気汚染が原因で約1,700人の死亡時期が早まった可能性も指摘されている。

調査はマレーシア製造業者連盟(FMM)の委託で実施され、7月1日から10月22日までのヘイズの影響を分析した。衛星観測や大気汚染データ、企業へのアンケートなどをもとに、健康や経済活動への影響を推計した。

報告書によると、火災による煙に含まれる微小粒子状物質への短期的な曝露が、約1,700人の死亡に関係した可能性がある。この数字は統計モデルによる推計であり、実際に確認された死亡者数ではない。また、約80億リンギは死亡リスクを減らすことに対する社会的な価値を金額に換算したもので、企業の直接的な損失額ではない。

企業活動にも影響が及んだ。影響を報告した59事業所のうち、81%で従業員の病欠や健康上の理由による欠勤が増加し、63%では学校の休校が従業員の出勤に影響した。また、37%で生産量が減少し、27%が一部の業務を一時停止した。

FMMは、ヘイズは環境問題だけでなく、公衆衛生や労働生産性、経済全体に関わる問題だと指摘。越境ヘイズへの対策を強化する必要性を訴えている。

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