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「ビジット・マレーシア2026」公式マスコットにマレーグマ ― 保護活動への期待も高まる

「ビジット・マレーシア2026」公式マスコットにマレーグマ ― 保護活動への期待も高まる

2025.06.16 政治・社会

「ビジット・マレーシア2026」の公式マスコットとして、マレーグマが発表されたことに、野生動物保護活動家のウォン・シウ・ティー氏は大きな喜びを見せた。
「ついにこの時が来た」と語る彼にとって、これは世界にマレーグマの存在を広く知ってもらう大きなチャンスだ。


マレーグマは、胸元の金色の三日月模様と小柄でかわいらしい姿で知られているが、ウォン氏にとっては単なるマスコットではなく、マレーシアの自然の豊かさと野生動物保護の象徴である。

ウォン氏が運営するボルネオ・サンベア保護センター(BSBCC)では、保護されたマレーグマたちが、自然に近い環境で再び「クマらしく」暮らせるよう支援している。


マスコットへの採用は突然決まったものではなく、観光・芸術・文化省のシャハルディン・アブ・ソホット事務次官が実際に保護センターを訪れ、マレーグマの様子を見た上で政府に提案し、内閣の承認を得て実現した。

長年にわたりマレーグマの保護と普及活動を続けてきたウォン氏にとって、この決定は大きな転機となった。
2024年1月には、絶滅危惧種であるマレーグマがキャンペーンの顔として正式に任命され、マレーシア政府が野生動物保護に力を入れていることも示された。


ウォン氏は、「マスコットを通じて、マレーグマの重要性や、自然保護の大切さについて多くの人に知ってもらいたい」と語り、保護活動への関心と支援の広がりに期待を寄せている。

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