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マレーシア政府は12月3日、2014年に消息を絶った MH370 の機体残骸を探す海底捜索を、12月30日から再開することを正式に発表した。捜索は、海洋調査会社 Ocean Infinity が担当し、南インド洋の「最も発見可能性が高い」と評価された海域で、55日間にわたって断続的に行われる。
MH370 は 2014年3月8日、クアラルンプール発北京行きの便として離陸後、空中管制との交信を絶ち、239人(乗客227人、乗員12人)を乗せたまま消息不明となった。これまでに行われた大規模な国際捜索では、断片的な破片の発見こそあったものの、機体の主要部分や乗員の遺体は確認されていない。
今回の再捜索は、2025年3月にマレーシア政府と Ocean Infinity の間で交わされた契約に基づくもので、「発見なければ報酬なし」の条件である。捜索範囲は約15,000平方キロメートルに及び、政府は「被害者家族に対する決着をつけるための重要な一歩」と位置づけている。
関係者は、海底地形の改めての分析や、新しい海中探査技術の導入により、過去に見逃された可能性のある「有望なエリア」を重点的に調査する方針だ。もし機体の残骸が見つかれば、失踪機の謎に終止符が打たれる可能性もある。
マレーシア政府は、捜索の進捗を定期的に公開するとともに、見つからなかった場合でも引き続きあらゆる可能性を追う姿勢を示しており、多くの関係者や家族の注目が集まっている。