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マレーシア、成人の5人に1人が糖尿病―世界13位の高率に

マレーシア、成人の5人に1人が糖尿病―世界13位の高率に

2025.11.13 政治・社会

マレーシアの成人約21%にあたる人口、つまり5人に1人が糖尿病であるとの最新データが明らかになった。これは2011年の12.1%、2021年の19%から着実に増加しており、2024年時点で世界でも13番目に高い糖尿病有病率を記録している。 
東南アジアでは最も高い有病率であり、約360万人の成人が糖尿病と診断され、さらに約190万人が自身の病状を認識していないと保健省が報告している。 
この事態を受け、保健専門家らは「国家的な健康危機」として扱う必要があると警鐘を鳴らし、飲料に続いて食事メニュー全体への栄養表示制度の拡大を提言している。 
近年、若年層の糖尿病発症も増加しており、20代・30代での発症が「10年前にはほとんど見られなかった」レベルに達していると担当専門医は指摘している。早期介入と生活習慣改善の必要性が強まっている。 
マレーシア政府は現在、飲料向けとして導入を進めている「栄養評価制度(Nutri-Grade)」を、将来的にはレストランやフードデリバリーの食事へも拡大する計画を示しており、国民の食事選択を支援する施策が検討されている。 

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