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2024年4月24日に発表された「2024年全国健康・疾病調査(NHMS):栄養編」によると、マレーシア国内で深夜に重い食事をとる習慣が広がっており、国民の健康に悪影響を及ぼす可能性があると指摘された。
調査では、41.8%の青少年および33.5%の成人が、週に1回以上深夜に大量の食事をとっていることが判明した。
この結果を受けて、ズルキフリ・アハマド保健相は、「就寝前の重い食事は控えるように」と国民に呼びかけた。
「絶対に食べてはいけないわけではないが、常に節度を持って摂取することが重要だ」と述べた。
NHMS 2024によれば、深夜の食事は睡眠の質を低下させ、消化不良を引き起こし、心臓病のリスクも高めるとされている。
この調査は、保健省が実施する全国規模の人口ベースの栄養調査であり、さまざまな年齢層における食生活や栄養状態を把握することを目的としている。
2024年7月から9月にかけて実施され、5,147人が調査に参加した。
また、ズルキフリ保健相は、青少年の63.1%、成人の47%が推奨量を超える砂糖を摂取しているという別の重要な調査結果も報告。
砂糖の摂取量のほぼ半分は、甘い飲料が原因であることが明らかになった。
さらに、成人の75.9%が1日あたり2,000mg(小さじ1.5杯相当)以上の塩分を摂取しており、塩分の過剰摂取も深刻な課題として浮かび上がった。
保健相は、「健康的なライフスタイルには、適度な運動、バランスの取れた食事、そして良い料理習慣が欠かせない」と強調。
「良い食生活は、良い料理から始まる」と語り、保健省が運営する「ウェルネス・ハブ」などでの無料の栄養・健康診断の活用を国民に呼びかけた。