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マレーシア保健省は11月16日、中西アフリカ渡航歴のある外国人男性を発端とする新たなエムポックス(サル痘)クラスターを確認し、同氏の家族4人が Clade II 型に感染したと発表した。エムポックス(サル痘)は、発熱や発疹を引き起こすウイルス感染症で、近年は人から人への感染事例が世界的に増加している。また、今回確認された Clade II は現在最も広く流行している系統で、比較的症状が軽い傾向があるとされる。
当該男性は10月20日に発症し、11月12日に陽性と判定された。一方、3人の家族は10月30日に発症し、11月13日に感染が確認された。
保健省によれば、感染者全員は安定した状態で、自宅隔離を実施中。濃厚接触者も特定され、検査および隔離が指示されている。
現時点で調査は家族内での感染に限られており、地域社会への拡大は抑制されているとの見方が示されている。
2025年第46週時点で、今年の エムポックス症例は12件が報告されており、累計では2023年7月以降 23件 が確認されている。うち22件が Clade II 型、1件が Clade Ib 型であった。
保健省は、発熱・発疹・リンパ節腫脹などの症状が出た場合は早急に医療機関を受診し検査を受けるよう呼びかけており、感染拡大のリスクのある状況には慎重を促している。