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マレーシア国民登録局(JPN)は、警備員が他人の身分証明書(MyKad)を要求、保持、またはスキャンする行為は違法であり、法的措置の対象になると警告した。
同局はベルナマ通信の取材に対し、「国民登録規則1990年・規則7(1)」に基づき、MyKadを確認・保持できるのは、国民登録局職員、警察官、税関職員、任務中の軍人、そして国民登録局長が正式に認可した公務員の5種類の職種のみであると明言した。
JPNはまた、電子機器を使ってMyKadのデータをスキャンする行為も、2010年個人情報保護法に違反する可能性があり、私的事業者による個人情報の処理には厳格な規制があると説明した。
この見解は、ある警備員がMyKadを電子機器でスキャンしている様子がSNSで拡散され、合法性に関する疑問が市民の間で広がったことを受けてのものである。
JPNは、「いかなる理由があっても、認可されていない個人にMyKadを渡すべきではない」と述べ、違反行為を見かけた場合は速やかに通報するよう市民に呼びかけている。
また、現時点では警備員がパスポートの提示を求めたり、保持・スキャンすることに関する明確な法律上の禁止は発表されてないが、MyKadと同様に慎重な取り扱いが推奨されている。