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アンワル・イブラヒム首相はダボス会議の席上、ASEANがミャンマー問題に対して慎重に対応している理由について、「同国の平和を確保することが最優先であるため」だと説明した。
「ASEANのアプローチは、特定の政治体制を強制することではなく、包摂性と平和を確保し、参加型民主主義の重要性を認識することにある」と述べ、加盟国の多様な政治システムを尊重しながらも、持続的な安定を目指す姿勢を示した。
アンワル首相は、ミャンマーを取り巻くここ数カ月の動向について「対話に向けた前向きな姿勢が見られ始めていることは良い兆候である」と指摘した上で、「我々はASEANの各国、特に情報機関を通じて、ASEANが何かを押し付けるつもりはないということを保証している」と述べた。
さらに、「ASEAN加盟国の統治制度は国ごとに異なる。マレーシア、シンガポール、ベトナム、ラオス、それぞれのシステムは異なっているが、何らかの形で参加型民主主義が確立されていれば、我々はそれを尊重する」とし、ミャンマー問題においても一方的な干渉を避ける方針を示した。
今回の発言は、ASEANが地域の安定と協力を重視しながら、ミャンマー問題に対して慎重かつ建設的に対応していく姿勢を改めて示したものである。