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クアラルンプール高等裁判所は、ナジブ・ラザク元首相が求めていた刑期の残りを「自宅拘禁」で務める可能性に関する判断を、当初予定の2026年1月5日から2025年12月22日に前倒しすると決定した。元首相の弁護側が申請し、検察側も異議を唱えなかった。
ナジブ 氏(72歳)は、国家基金を巡る汚職・資金洗浄事件で有罪判決を受け、6年の禁錮刑を服役中。ナジブ 氏は2024年初めに減刑を伴う恩赦を受けた際、王室(当時の国王)による「追加勅令」で、自宅拘禁が可能とされていたと主張している。弁護側はこの勅令の合法性と実行を認めるよう裁判所に求め、今回の前倒しはその申請に基づくものだ。
しかし恩赦委員会や司法当局の一部は、追加勅令の存在や効力を否定または不明とし、拘禁申請を巡ってはこれまでも訴訟が繰り返されている。審理は11月25日に行われ、最終判断は12月22日に高等裁判所によって下される予定。
この判決は、同元首相が直面する最大規模の裁判 --- 巨額汚職事件(1Malaysia Development Berhad, 1MDBスキャンダル) の最終審理判決(12月26日予定)に先立つものとなるため、国民やメディアの注目が集まっている。