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マレーシア教育省は、2027年から実施する新しい学校カリキュラムにおいて、基礎能力や人格形成の強化を目的に6つの新科目を導入すると発表した。初等教育から中等教育にかけて、実践的な学習や包括的な能力育成を重視する方針だ。
新たに導入されるのは、「環境と人間(統合学習)」(小学1~2年向け)、「科学技術探究(統合学習)」(小学3~4年向け)、「芸術と世界探究(統合学習)」(小学3~4年向け)のほか、「技術とデジタル」、「マレーシア手話」、「アラビア語」の計6科目。包摂性の向上や体験型学習の促進を通じ、児童・生徒の認知的・情緒的・社会的発達を支援する狙いがある。
教育省によると、「環境と人間」は科学や芸術、音楽、保健、職業教育、デジタル分野など複数の要素を統合し、分野横断的な活動を通じて学ぶ科目となる。またマレーシア手話は聴覚障害のある児童を対象とする統合教育プログラム実施校で段階的に導入され、アラビア語は中等教育段階で新たな選択言語として提供される予定だ。
一方、2027年の新カリキュラムでは人格教育と技能習得を重視するものの、主要な全国統一試験であるSPM(マレーシア教育証書試験)は継続される。小学校統一試験(UPSR)や中等学校評価試験(PT3)の復活は予定されておらず、学校ベースの評価制度を強化する方針だ。
評価方法については、幼児教育から低学年では「知る・理解する・実行する」の3段階、小学3年以降と中等教育では「応用」を加えた4段階で学習成果を測定する仕組みを採用。教師が学習進度をより効果的に把握し、読み書きや計算能力など基礎的能力の確実な定着を目指すとしている。