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ジョホールバルにて、国境を越える鉄道プロジェクト RTSリンク(ジョホールバル~シンガポール間) の重要な節目が迎えられた。11月12日、マラッカ州バトゥ・ガジャーの CRRC鉄道車両センター を出発した4両編成の「列車セット02」が、約541キロの輸送行程を経て、ジョホールバルの ワディ・ハナ車両基地 に無事到着。深夜に搬入が完了し、試運転およびシステム統合の準備段階へ入った。
同プロジェクトを担う RTSオペレーションズ社 の最高経営責任者である アフマド・マルズキ博士 は「この列車の納入は、本プロジェクトが『運行準備段階』へ移行したことを示しており、今後は安全基準の順守や各種交通インフラとの統合テストを進める」と語った。
列車は最終的に8編成、各編成4両で構成される予定で、今回到着した4両編成を含む第一段階分がこの車両基地に配置される。残る4編成は来月12月中に順次納入される見込みである。
また、プロジェクト全体としては、ジョホールバルの ブキ・チャガー駅 からシンガポールの ウッドランズ・ノース駅 まで約4キロの鉄道を建設するもので、2026年12月の完成を予定している。
この到着は、両国をつなぐ次世代の交通インフラとして、地域の通勤・物流・観光の活性化が期待される中でのひとつの節目であり、安全・運行体制の整備という観点からも注目される。