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マレーシア保健省は27日、近隣国インドでニパウイルスの感染例が報告されたことを受け、国境での健康検査や検疫体制を強化していると明らかにした。既存の検査体制を維持しながら、国内へのウイルス侵入を防ぐため、監視や対応能力の一層の強化を進めるとしている。
ニパウイルスは、コウモリなどの野生動物を感染源として人に感染するウイルスで、発症すると高熱や意識障害、重篤な脳炎を引き起こすことがあり、致死率が高いことで知られている。最初の感染例は1998年にマレーシアで確認され、その後もインドやバングラデシュなどで散発的な発生が報告されている。
保健省によると、国際空港や港湾、陸路の国境検問所などすべての入国地点で健康監視を徹底しており、入国者の健康状態の確認や、リスクに応じたスクリーニングを実施している。発熱や呼吸器症状など感染が疑われる場合には、速やかに医療機関へつなぐための体制や医療班の準備も整えているという。
また、世界保健機関(WHO)などの国際機関とも連携し、最新の感染状況や関連情報の収集・分析を進めている。現時点でマレーシア国内での感染例は確認されていないものの、早期発見と予防措置が極めて重要として、水際対策の強化を急ぐ姿勢を示している。