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マレーシアのモハマド・ハサン外相は10月15日、インドネシアの森林火災に伴う越境ヘイズについて、現時点では同国に対する法的措置や外交上の抗議文書の提出を予定していないと明らかにした。
同外相はヌグリ・スンビラン州スレンバンで記者団に対し、越境ヘイズの問題は外交協議や東南アジア諸国連合(ASEAN)の枠組みを通じて対応することが望ましいとの考えを示した。
マレーシアでは、インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島などで発生している森林・泥炭地火災の煙が流入し、各地で大気汚染が深刻化している。学校の休校や航空便の欠航など、住民生活にも影響が及んでいる。
こうした状況を受け、インドネシア政府への対応を強化すべきだとの声も出ているが、マレーシア政府は両国の外交関係を維持しながら、段階的に問題解決を図る姿勢を示している。
モハマド外相は、隣国との問題を解決する際には、法的手段に直ちに訴えるのではなく、首脳間の協議や地域的な協力を優先する必要があると説明した。
政府は、国民の健康と安全を守ることを重視しつつ、ASEANを通じた協力や外交的な働きかけによって、越境ヘイズの改善を目指す方針だ。