関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

マレーシアの非市民(外国籍居住者)人口は2025年に約338万人に達すると推計され、総人口に占める割合は約9.9%になると、マレーシア統計局(Department of Statistics Malaysia: DOSM)が24日発表した報告書で明らかになった。これは前年の10.0%からわずかに低下した数値となる。
統計局が発表した「マレーシア国際移民統計2025(Migration Statistics, Malaysia 2025)」報告は、国連の国際移住統計に関するガイドラインに沿って作成されたもので、同局が発行する初の国際移民に関する包括的統計となる。報告では、非市民人口の割合が9.9%と減少しているものの、依然として国内人口の大きな部分を占めている点が強調された。
統計局のチーフ統計官、セリ・モハド・ウジル博士は、今回の統計データは「国際基準に沿った移民データシステム構築の基盤となる」と述べ、今後もデータの範囲拡大や精度向上に向けた取り組みを進めると表明した。報告は、マレーシア国内の非市民だけでなく、海外在住のマレーシア国民に関するデータも含む「移民ストック統計」に焦点を当てている。
DOSMは、この統計が労働市場や社会サービス計画、国の経済・社会政策の立案に重要な基礎資料になると説明。非市民人口は労働力やサービス提供に影響を与える要素であり、今後の国の持続的な発展計画に欠かせないデータとなるとしている。