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看護師の週45時間労働に反発ー労働時間延長に懸念の声

看護師の週45時間労働に反発ー労働時間延長に懸念の声

2025.05.30 政治・社会

政府が8月1日から公立病院の看護師の週当たり労働時間を42時間から45時間に延長する方針を示し、マレーシア看護師組合(MNU)が強く反対している。
 

MNUのサイダー・アスマン会長は、「看護師はすでに多くの業務を担っており、さらなる労働時間の延長は過労につながる」と述べ、現行の42時間制の維持を求めた。


この制度は当初3月に導入予定だったが、保健省の要請で6月1日まで延期されていた。
5月28日にはさらに延期が決まったが、公務員人事局(JPA)は「これが最後の延期」としており、実施は避けられない見通しとなっている。


サイダー氏は、シンガポールやフィリピンでは週40時間労働が標準であることを挙げ、マレーシアの看護師の労働環境が厳しいと指摘した。

「患者搬送から手術の付き添い、データ処理まで幅広い業務を担う中で、これ以上の負担は不公平だ」とし、制度の見直しを強く求めている。


コロナ禍でも最前線で働いた看護師たちは、働き方の改善がなければ失望が広がると懸念されている。

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