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アンワル・イブラヒム首相は、アフリカ3カ国(エチオピア、南アフリカ、ケニア)を巡る訪問を終え、帰国の途に就いた。マレーシア政府は今回の訪問を「大陸との関係を新たに強化する歴史的な機会」と位置付けている。
首相を乗せたチャーター機は、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港から午後7時(マレーシア時間午前0時)に離陸し、クアラルンプール国際空港への帰路に就いた。
訪問のハイライトとして、アンワル首相はエチオピア・アジスアベバのアフリカ連合(AU)本部を訪問し、マレーシアとして初めてホーン・オブ・アフリカ地域に足を踏み入れ、また南アフリカ・ヨハネスブルグではG20首脳会合にも参加した。さらに、ケニア・ナイロビにおいては両国が既60年に及ぶ外交関係を「戦略的パートナーシップ」へ引き上げることで合意。関税・非関税障壁の撤廃、デジタル技術・ハイテク製造分野での協業深化を確認した。
マレーシアの輸出先において、ケニアからは加工食品・花卉・チタン・皮革・牛肉などが挙げられ、一方ケニアへの輸出としてマレーシアは食用油・化学製品・電子機器・農薬・ゴム製品を中心に展開している。両国関係の新展開は、マレーシアにとって経済・安全保障両面でアフリカとの接点を拡大する一歩と位置付けられている。
マレーシア政府は、今後もアフリカ諸国との交流を戦略的に進め、国際貿易・投資および地政学的な関係強化を図るとしている。