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マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、野党・全マレーシア・イスラム党(PAS)のトゥアン・イブラヒム副党首による発言を巡り、名誉毀損訴訟を起こした。トゥアン・イブラヒム氏は6月14日、パハン州クアラ・クラウのフェルダ・ジェンデラク・ウタラで開かれたPASの集会で発言し、その一部が翌15日に同氏のフェイスブックやユーチューブに投稿された。アンワル氏側は、この発言が警察の捜査への介入や汚職、権力乱用などを示唆する内容だったとしている。
アンワル首相側の弁護士によると、トゥアン・イブラヒム氏は、政府を批判した人物が警察の捜査対象になる可能性があるなどと発言したほか、「横領、汚職、権力乱用」に言及した。弁護士側は、これらの発言がアンワル首相や政権を指すものと受け取られる可能性があると主張している。
アンワル氏はこうした主張を否定し、自身が政府批判を理由に警察へ捜査を指示したことはなく、ヌグリ・スンビラン州の王室にも介入していないと説明している。
アンワル氏は7月末、トゥアン・イブラヒム氏に対し、発言の撤回や関連投稿の削除、無条件の公開謝罪などを48時間以内に行うよう要求。応じなければ提訴すると警告していた。今回の訴訟は、両者の対立が法廷闘争へ発展した形となる。