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アンワル・イブラヒム首相は11月20日から23日にかけて、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催予定のG20首脳会議に出席するため、21日現地時間午後6時38分(マレーシア時間22日午前12時38分)にプレトリアのウォータクルーフ空軍基地に無事到着した。
現地では、マレーシア駐南アフリカ高等弁務官と南アフリカ防衛・退役軍人省次官らが出迎え、首相はその後ヨハネスブルグへ移動した。今回の訪問は、マレーシアが2025年のASEAN議長国としてG20に招待されたものであり、途上国の声を国際舞台に届ける重要な機会となる。
首相はG20のセッション1「包摂的かつ持続可能な経済成長:誰一人取り残さない社会の構築」においてマレーシア政府を代表し発言するほか、セッション2「強靭な世界:災害リスク削減・気候変動・公正なエネルギー移行・食料システム」でも演説を行う。さらに、セッション3では「公平で公正な未来をすべての人に:重要鉱物・適正な仕事・人工知能」がテーマだ。
また、外交面でも南アフリカとの歴史的な関係を強化する狙いがあり、アンワル首相は南アフリカ大統領およびボツワナ副大統領との二国間会談、さらに現地マレーシア・ディアスポラ(海外在住マレーシア人)との交流やビジネスフォーラムにも参加を予定している。
この訪問により、マレーシアは途上国連合(Global South)としての立場を改めて世界に示すとともに、貿易・投資・テクノロジー・環境といった分野での国際的な存在感を高めることを目指している。