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パキスタン首相、公式訪問でマレーシア到着

パキスタン首相、公式訪問でマレーシア到着

2025.10.06 政治・社会

パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は10月5日夜、クアラルンプール国際空港(KLIA)のブンガ・ラヤ・コンプレックスに到着し、マレーシアへの3日間の公式訪問を開始した。シャリフ首相を迎えたのは、情報通信大臣ファフミ・ファジル氏をはじめとする政府関係者らだった。 

到着後、首相はマレーシア軍の儀仗隊による礼砲・敬礼を受け、ペルダナ・プトラ(行政首都プトラジャヤ)での公式歓迎式典が予定されている。両国の首脳はその後、二国間会談で、貿易・投資、ハラール産業、教育、防衛など多岐にわたる協力強化策を協議する見込みだ。 

声明によれば、今回の訪問は2024年10月にアンワル首相がパキスタンを公式訪問したことへの返礼でもある。シャリフ首相は外相や副首相、閣僚を随行し、首脳会合のほか、観光・高等教育・ハラール認証・腐敗防止・中小企業分野での5件の覚書(MoU)締結、外交研修に関する協定(EoN)の交換も予定されている。 

マレーシアとパキスタンは1957年に外交関係を樹立、その後、2019年3月に「戦略的パートナーシップ」強化を宣言。2024年には両国間の貿易額は約80億リンギ(約176億米ドル)に達し、前年から25.5%増加した。マレーシアからパキスタンへの主な輸出品はパーム油、石油化学製品、石油製品で、輸入品は農産物、繊維、衣料品、靴などが中心となっている。 

シャリフ首相の今回の訪問は、両国関係をさらに深化させ、東南アジアおよび南アジア圏での外交・経済的な連携を強める契機と位置づけられている。

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