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マレーシアのズー・ネガラで10年間過ごしたジャイアントパンダ「フーワ」と「フェンイー」が今月中に中国へ帰還する。
両パンダは中国からの貸与により2014年に来馬し、マレーシア初のジャイアントパンダとして多くの人々に親しまれてきた。
2頭は2006年に中国・四川省で誕生し、2008年の四川大地震も経験。
その後、北京オリンピックに合わせて「オリンピックパンダ」として展示された経歴を持つ。
マレーシア滞在中には、「シンシン」と「リャンリャン」に改名され、ズー・ネガラ内の保護センターで暮らしながら3頭の子どもを出産。
長女「ヌアンヌアン」、次女「イーイー」、三女「シェンイー」はそれぞれ中国に返還されている。
特に両パンダは、自然交配による最速の繁殖記録を持ち、世界的にも注目を集めた。
現在19歳(人間で約57歳)となる2頭は、高齢期に入り、より自然に近い環境での生活に移るため中国に戻る。
4月中旬からは帰国準備のため検疫に入り、一般公開は終了している。
中国とマレーシアの友好の象徴として、多くの人々に愛された2頭の別れは、感慨深いものとなっている。