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ペナンとクランバレー間の移動手段として、ビジネス層を中心に飛行機よりも電車(ETS)を選ぶ人が増えている。
元マレーシア製造業者連盟ペナン州会長のダトゥク・スリ・オーイ・エン・ホック氏は、「空港への移動やフライトの遅延を考えると、電車の方が早くて便利」と話す。
KLまでの所要時間は約4時間、エクスプレス便では3時間半のケースもあるという。
ペナンのイスラム宝石商協会会長・ダトゥク・ドクター・アンヴァル・フセイン氏も「LCCの遅延が多く、時間管理が難しい」と述べ、協会の多くの会員も列車を利用している。
ビジネスコンサルタントのカライモニー・アルムガム氏は、ビジネスクラスのハンガーや快適な座席で「スーツがしわにならず、PC作業もしやすい」と高評価。
利用者の増加を受け、マレーシア鉄道会社(KTMB)はバターワース駅にビジネスクラス専用「ルビーラウンジ」を設置。
また、今年1月から5月にかけて、バターワース~KL間では47万人がETSを利用し、そのうち約5万人がビジネスクラスだった。
学校休暇期間中には25万枚の切符が完売し、追加便もすぐに売り切れた。
KTMBは来年、総額4億リンギで新型ETS車両10編成を導入予定。ジョホールバル発着の新路線も開設される見込みで、今後さらに需要が高まると見られている。