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マレーシアMRT公社(MRT Corp)は、ペナンLRTプロジェクトにおける橋梁部分の設計を完了し、2025年10月に公開入札を開始する見通しであることを明らかにした。
同社CEOのザリフ・ハシム氏によると、橋梁はバターワースの北・南両港湾エリアを跨ぐ構造となり、将来的な港の拡張にも対応できる設計がなされている。
ザリフ氏は、「ペナン港が将来的に本格的なコンテナ港に格上げされる可能性を考慮し、港湾産業と観光業の成長に対応できる柔軟な橋設計とした」と述べた。
橋は海抜62メートルと、従来のペナンブリッジ(33メートル)より高く、航路の障害とならないようペナン港湾局とも協議済みだという。
橋にはフェンスが設置され、バターワースとコムターを結ぶ歩行者通路も整備される予定。
また、MRT Corpはペナン島とスブルン・プライの両地域を網羅するLRT4路線の将来的な整備も視野に入れており、長期的な交通効率の向上を目指す。
同LRT計画は全長29.5km、21駅を設置予定で、空港近くの埋立地からコムターを経て海峡を越えバターワースに至る。総工費は130億リンギを見込み、2031年の完成を目指している。
初年度の利用者数は1日最大6万人、長期的には16万8,000人の利用を見込む。
同プロジェクトは2024年3月に連邦政府がペナン州政府から引き継ぎ、MRT Corpが主導している。