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セランゴール州の地方自治・観光担当州執行評議会委員(Exco)は17日、州内のショッピングモールにペットを連れて入ることを禁止する規則は引き続き有効であるとの立場を明らかにした。これは一部の小売施設でペット同伴に関する混乱が生じていることを受けた説明である。
地元自治体の委員である ン・スイ・リム氏 は、現行の方針について「州内のショッピングモールでは、例外なくペット同伴は禁止されている」と記者団に説明した。方針自体は継続しているものの、ガイドラインの見直しは今後行う可能性があるとしている。
ン氏はまた、セランゴール州は「多様な文化背景を持つ社会」であり、他国のように動物を自由にモール内に連れて入る慣行をそのまま採用する前に、地域の社会的感受性や安全性、市民間の調和を慎重に検討する必要があると述べた。
この声明は、一部の場所でペット同伴を認める動きも見られる中で出されたものであり、州政府が現行の禁止措置を堅持する姿勢を示したものと受け止められている。
なお、セランゴール州以外では、ペット同伴に関して柔軟な対応をする商業施設や「ペットフレンドリー」をうたうモールも一部で登場しているが、州法とガイドラインが優先される形となる。