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マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、ローマ教皇フランシスコの訃報に対し深い哀悼の意を表し、激動する世界において慈愛、謙遜、正義を体現した道徳的指針としてのその遺徳を称えた。
「グローバル・サウス出身として初めての教皇であったフランシスコ教皇は、宗教間対話の推進、環境保護、社会的弱者の尊厳擁護といった取り組みを、カトリック教会の枠を超えて広く世界に届けてこられた」と、アンワル首相は4月21日(月)に自身のFacebookで述べた。
また、フランシスコ教皇が平和の堅実な擁護者であったことにも触れ、信仰や文化の壁を越えて架け橋を築く努力が、イスラム社会を含む世界中で深く尊敬されてきたことを強調した。
「教皇は、ガザ地区における甚大な人道危機に対して道徳的な明瞭さをもって語り、暴力の犠牲者すべてに同じように思いやりを持つべきだと世界に訴え続けた」と語った。
さらに、移民や難民の尊厳を守る姿勢に触れ、「教皇は、国際社会に対して、彼らの苦境に人間性と良心をもって対応するよう強く呼びかけた」と称賛した。
アンワル首相はまた、教皇在任初期にバチカンで謁見したことを「光栄な経験」として個人的に振り返りつつ、マレーシア政府および国民を代表し、バチカン、世界中のカトリック信者、そして特にマレーシア国内のカトリック共同体に深い哀悼の意を表した。