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マレーシアの通信・マルチメディア規制機関が、1人あたりのプリペイドSIMカード所有数を大幅に制限する方針について意見公募を行っており、2026年初頭の施行を目指している。
副通信相のテオ・ニー・チン氏は、現行のガイドラインでは1社につき5枚まで登録可能だが、新制度では「マレーシア人:1社につき2枚」「外国人:全社合計で2枚まで」を提案していると明らかにした。
この改革は、プリペイドSIMがオンライン詐欺・なりすまし・匿名アカウントの温床となっているとの指摘を背景に、信頼性の高いユーザー登録制度とデジタル管理の強化を狙っている。特に、AI操作された画像の拡散など、複数SIMを使った犯罪行為の増加が問題視されている。
同機関は11月末までに意見募集を終え、施行時期を明確にする予定だ。改革の一環として、プリペイドSIM登録時に個人識別システム「MyDigital ID」の義務化も検討されており、国内の通信インフラとデジタルセキュリティの強化が進む見通しだ。