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電車・バス利用が拡大 公共交通の信頼回復進む

電車・バス利用が拡大 公共交通の信頼回復進む

2026.01.08 政治・社会

 マレーシアの都市部で公共交通機関の利用者数が着実に増加しており、専門家からは「公共交通への信頼が回復しつつある前向きな兆候」との評価が出ている。公共交通運営会社 プラサラナ・マレーシア(Prasarana Malaysia Bhd) によると、2025年の鉄道・バス利用者数は1日平均約131万人に達し、2024年の約118万人から約11%増加した。

利用者数の増加は年末にかけて顕著となり、2025年12月31日には約163万人が同社の公共交通サービスを利用。1日当たりの利用者数として過去最多を記録した。これは、LRT、MRT、モノレール、バスといった都市交通網の利用が日常的な移動手段として定着しつつあることを示している。

交通専門家でプトラ大学道路安全研究センターのラウ・テイク准教授は、「運行の安定性や利便性の改善が利用者の信頼を高めた結果」と分析。自家用車依存の緩和により、都市部の交通渋滞や大気汚染の軽減につながる可能性も指摘した。

一方で、シャーアラムLRT線の開業遅延など、今後の利用拡大に影響を与えかねない課題も残る。政府は安全性を最優先に慎重な対応を続ける方針だが、専門家は「インフラ整備と利用者体験の向上を並行して進めることが重要」としている。

公共交通利用の増加は、持続可能な都市づくりに向けた重要な一歩として注目されている。

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