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マレーシアのアンソニー・ローク運輸相は、公共交通機関や関連企業のトップには政治家ではなく、専門知識と経験を持つ専門家を任命すべきだと強調した。
6月4日に*プラサラナ本社で行われた「マレーシア・マダニ知識フォーラム」で、ローク氏は「政治的任命ではなく、専門家による運営がより透明で効果的な管理につながる」と述べ、プラサラナを成功例として挙げた。
同氏は、列車や施設の改善だけでなく、経験ある経営陣の継続的な努力が交通システムの向上につながっていると説明。
模範とされるシンガポールでさえ技術的課題を抱えており、どの国も継続的な改善が必要だと指摘した。
フォーラムでは、首相アンサー・イブラヒム氏が議長を務め、「手頃な価格、質、持続可能性のバランスをどう取るか」が議論された。
プラサラナの社長モハド・アザルディン氏は、2022年には1日約68万人だった乗客数が、2025年には約131万人に回復したと報告した。
同氏は今後も、誰もが使いやすく持続可能な公共交通を実現するため、専門性を活かした運営が必要だと述べた。
*マレーシア政府が所有する公共交通運営会社でLRT(ライトレール)、MRT(マスラピッドトランジット)、モノレール、Rapid Bus(ラピッドバス)の運営・管理をしている