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ロシアのプーチン大統領は、クレムリンで行われたマレーシアのアンワル・イブラヒム首相との首脳会談の中で、マレーシア国王スルタン・イブラヒム陛下に対し、ロシア訪問の招待を伝えるよう正式に要請した。
プーチン大統領は、「国王陛下に私の心からのご挨拶をお伝えください。我々は陛下のロシア訪問を心よりお待ちしています」と述べ、両国関係のさらなる発展を期待する姿勢を示した。
この発言は、ロシアとマレーシアの外交関係強化を意図したものであり、経済、文化、安全保障などの幅広い分野での協力深化を視野に入れていると見られている。
マレーシアは、世界でも珍しい「選出制君主制」を採用する連邦制国家であり、国家元首である国王(ヤン・ディ・ペルトゥアン・アゴン)は、マレー半島に存在する9つの世襲スルタンの中から、5年ごとに輪番制で選ばれる制度を持つ。
現在の国王であるスルタン・イブラヒム陛下は、ジョホール州のスルタンであり、2024年1月より第17代国家元首としての任に就いている。
ジョホール州は経済・開発面でマレーシアの中でも影響力が大きく、陛下は強いリーダーシップとビジネスへの関心で知られている人物である。
今回の招待は、両国首脳間の個人的信頼関係の構築だけでなく、王室外交を通じた国際関係の強化という観点からも重要な一歩となる。
ロシア訪問が実現すれば、イブラヒム陛下にとって国家元首就任後初の本格的なヨーロッパ訪問となる可能性があり、今後の動向が注目されている。