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マレーシア政府は、世界的な原油価格の上昇にもかかわらず、ガソリン「RON95」の補助付き販売価格を1リットル当たり1.99リンギに据え置く方針を維持すると発表した。財務省が明らかにした。
財務省によると、対象を絞った補助制度「BUDI MADANI」の枠組みの下で、一般向けのRON95価格を引き続き補助し、国民の生活への影響を抑えるとしている。
今回の燃料価格の上昇は、中東情勢の緊迫化による世界的な原油価格の高騰が背景にある。ブレント原油価格は3月9日に1バレル119ドルまで上昇し、その後約90ドル前後まで下落したものの、市場の不透明感は続いているという。
3月12日から18日までの小売価格は、RON97が1リットル3.85リンギ、補助なしのRON95が3.27リンギ、ディーゼル(半島部)が3.92リンギとなる。いずれも前週からRON97とRON95は60セン、ディーゼルは80センの値上げとなった。一方で、政府は国民負担を軽減するため、補助付きRON95の価格を1リットル1.99リンギに据え置く。
また、ディーゼル補助制度「BUDI Diesel」では、対象者への暫定的な現金支援を月300リンギに引き上げる。2026年3月分については、追加の100リンギが3月17日から支給される予定。
政府は同時に、補助燃料の不正利用や流出を防ぐため、取締りを強化する方針も示した。マレーシアの燃料価格は近隣国と比べて低いため、不正取引を防ぐ必要があるとしている。
政府は「国民生活の保護と財政規律の維持の両立を図る」としており、世界の石油市場の不確実性が続く中でも、対象を絞った補助制度を通じて国民への支援を続ける考えを示している。