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マレーシアは2025年のラマダン期間中、イスラム教徒の観光客が急増する見込みだ。約25万人から40万人の観光客が訪れると予想されており、同国の活気あるイスラム文化や宗教観光の魅力が大きな要因となっている。
マレーシアのブミプトラ観光業者協会(Bumitra)のワン・ムハマド・アダム・ワン・ノルディン会長は、ラマダンの目的地としてマレーシアの魅力がますます高まっているとし、主にインドネシア、ブルネイ、シンガポール、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールからの観光客が訪れていると説明した。
また、イスラム観光センターは、ムスリムの訪問者にとって、ムスリムが多数を占める国でラマダンを体験し、地元の人々とともにイフタール(断食明けの食事)やブカ・プアサ(夕食)を楽しんだり、ラマダンバザールを訪れたり、タラウィフ(夜の礼拝)を行ったりすることができる貴重な体験だとしている。
さらに、2024年1月から11月の間に、マレーシアはインドネシア、ブルネイ、パキスタン、サウジアラビア、カザフスタンなどから約485万人のムスリム観光客を迎えた。
マレーシアは今後、中国のムスリム観光客にも注力している。
マレーシアInbound観光協会のミント・レオン会長は「中国には1億人以上のムスリムがいるが、その多くはマレーシアを訪れたことがない。ユニークなラマダンとハリ・ラヤの祭りを紹介する大きなチャンスだ」と述べている。
旅行業者は金曜日の礼拝やイフタール、文化交流などを盛り込んだパッケージを提供しており、訪問者により深い体験を提供している。
また、マレーシアのハラール料理も観光客にとって大きな魅力となっている。
一方、マレーシアホテル協会のリム・チューン・シアン副会長は、ハリ・ラヤ期間中のホテル予約が増加していることを指摘。
「ラマダン初めは予約が少ないが、第4週目から急増し、祭りの週にはほとんどのホテルが満室になります」と述べている。