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マレーシア国王スルタン・イブラヒム陛下は、8月5日からロシアを国賓として訪問し、10日に日程を終えた。
今回の訪問は、1967年の国交樹立以来、マレーシア国家元首として初めてのロシア訪問であり、両国関係強化における重要な節目となった。
陛下は即位後、シンガポール、中国、ブルネイに続き4度目の国賓訪問として、ロシアのプーチン大統領の招きでモスクワを訪問。
クレムリンでの公式会談では、ロシアを信頼できる重要なパートナーと位置づけ、両国の協力関係をさらに深める意向を示した。
陛下はロシアのことわざ「友情は金より価値がある」を引用し、国民双方の利益のため友情を基盤とした関係構築を訴えた。
プーチン大統領は、両国間の政治対話が着実に進展していると評価し、ロシア・イスラム世界戦略ビジョングループにおけるマレーシアの役割を高く評価した。
訪問中、陛下はタタールスタン共和国の首都カザンも訪れ、石油化学、イノベーション、イスラム金融、ハラル産業など幅広い分野での協力拡大の可能性に言及。
経済・制度・文化面での交流の進展にも満足感を示した。
カザン国際空港から特別機で出発する際には、タタールスタン共和国首長ルスタム・ミニハノフ氏が陛下を見送った。