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マレーシア華人協会(MCA)総裁のウィー・カション元運輸相は、SPM(統一試験)で「A-」を取得した学生のマトリキュレーション(大学予備課程)への入学を認めるよう求める活動について、「政治的な駆け引きではなく、すべての子どもたちの未来と公平性のための戦いだ」と強調した。
6月5日、自身のフェイスブックに投稿した声明の中でウィー氏は、「この問題は人種ではなく、不公平な政策に影響を受けているすべての生徒のために声を上げている」とし、「教育政策は気まぐれに変えるべきではない。子どもたちの将来がかかっている」と訴えた。
また、与党・民主行動党(DAP)の一部閣僚が、彼の主張を「政治的アピール」だと非難していることに対し、「これは政治の話ではない。学生とその家族の公平性、そしてメリトクラシー(能力主義)の原則を守ることが目的だ」と反論した。
ウィー氏はさらに、昨年、首相が「SPMで10科目すべてにAを取った学生にはマトリキュレーションの自動入学を認める」と発表した際、DAPがその決定を「大胆な一歩」として称賛していたことを指摘。
しかし今年は、4月30日付の通達で「A+とAのみを『A評価』として扱う」と変更され、A-は対象外とされたにもかかわらず、公の発表もなく静かに実施された点を批判した。
「なぜ学生がすでに試験を終え、成績を受け取った後になってから、こうした変更が秘密裏に行われたのか」とウィー氏は疑問を呈している。