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マレーシア陸運局(JPJ)は、7月1日から開始された「バスにおけるシートベルト着用特別取締り」において、全国で計1,194件の違反を摘発したと発表した。
JPJのアエディ・ファドリー局長によると、違反の内訳は、乗客への違反切符が1,108件、運転手への発行が62件、さらにシートベルトの未設置による違反が24件となっている。
違反者の中には、「シートベルト着用が義務であることを知らなかった」「すでに取り締まりが告知されていたとは知らなかった」といった理由を述べる者もいたが、アエディ局長はこれらの言い訳を「受け入れられない」と一蹴した。
実際には多くのバス会社や運転手が、乗客に対しアナウンスや掲示物でシートベルト着用を呼びかけているという。
また、外国人観光客や非市民であっても、現行の法令に基づき取り締まりの対象となることを明言した。
一方で、アエディ局長は「全体的には着用率の向上が見られる」として、バス運営会社による積極的な啓発活動が効果を上げていると述べた。
乗客の安全意識も徐々に高まりつつあり、今後も継続的な監視と教育が行われる見通しだ。
JPJは、バス移動中もシートベルトを正しく着用することが命を守る基本であると改めて強調している。