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マレーシア国王のスルタン・イブラヒム陛下が、4日間にわたる王賓訪を終え、11月6日午後(現地時間)サウジアラビアを出発し、次の公式訪問先であるバーレーン王国へ向かった。出発の際には、リヤドのキング・ハーリード国際空港ロイヤルターミナルにて副知事や観光相らが別れの辞を述べ、国家間の礼儀と友好の姿勢が強く示された。
この訪問は、1984年以来初めてマレーシア国王によるサウジ王国への公式訪問という意味を持ち、両国の外交関係に新たな章を刻むものとみられている。
滞在期間中、陛下はサウジアラビアの王宮「アル=ヤママ宮殿(Al-Yamamah Palace)」にて国賓歓迎式典を受け、またサウジアラビア軍需産業(SAMI)やアラビアンオード本社などを視察し、経済・技術・防衛面での協力拡大の意向を確認した。
マレーシアとサウジアラビアの2025年10か月間の貿易額は447億4,000万リンギット(約10億米ドル)に上り、この訪問は貿易・投資・文化・宗教交流など多分野にわたる協力強化の起点と位置づけられている。
今後、国王はバーレーン王国での公式訪問を通じ、湾岸地域におけるマレーシアのプレゼンスを高め、東西双方の外交・経済パイプラインを拡大する戦略的足場をさらに固めるものと見られており、地域におけるマレーシアの役割と影響力の強化に注目が集まる。