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タイ政府が導入した「タイ・デジタル・アライバル・カード(TDAC)」が、日本人を含む多くの外国人観光客から高く評価されている。
5月1日から施行されたこのデジタルシステムは、従来の紙ベースの入国カードを廃止し、オンラインで個人情報や旅行詳細を事前に提出する方式に変更された。
これにより、入国審査が迅速かつ効率的に行われるようになった。
タイ南部のスンガイ・ゴロックにある税関・入国管理・検疫複合施設では、多くの旅行者がTDACを利用しており、スムーズな入国手続きを実現している。
観光客のシティ・アイシャ・カリムさん(34)は、「ランタウ・パンジャンに向かう前に2日前に情報を提出したが、スンガイ・ゴロックでの入国手続きは迅速でスムーズだった」と述べ、デジタルシステムの利便性を称賛した。
一方、56歳の退職教師シティ・マリアム・モハメドさんは、初めての利用に不安があったものの、娘の助けを借りて手続きを完了し、「タイ政府の取り組みは安全性の向上と旅行者の記録管理に前向きな一歩だ」と評価した。
TDACは、旅行者の安全性向上と国境管理の効率化を目的としており、今後の観光業の発展に寄与することが期待されている。