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131年の伝統持つシルバーチャリオット、タイプーサム巡行へ

131年の伝統持つシルバーチャリオット、タイプーサム巡行へ

2025.02.04 政治・社会

ペナンで行われる「タイプーサムの巡行」を先導するシルバーチャリオット(御輿のようなもの)を巡行に参加させるべく、2月11日の祭典に向けた準備を進めている。
 

タイプーサム(Thaipusam)は、ヒンドゥー教の神であるムルガン神(スブラマニア神)を称える祭典で、主にタミル系ヒンドゥー教徒の間で祝われる宗教行事である。
マレーシアではクアラルンプールのバトゥ洞窟、ペナン、イポーなどで大規模な巡行が行われ、多くの信者が断食や苦行を通じて祈りを捧げる。

 

ナトゥコタイ・チェッティアール寺院(Nattukotai Chettiar Temple)のA・ナラヤナン理事によると、このシルバーチャリオットは、1894年1月にインドのタミルナドゥ州カライクディで製作され、ペナンに運ばれたものだという。
シルバーチャリオットは、タイプーサムの祭典における伝統と荘厳さを象徴する存在であり、今年もペナンの街を巡行し、多くの信者が祈りを捧げる光景が広がることが期待されている。

 

「1894年以来、同じチャリオットを使用しており、車輪など一部の部品を交換する以外は、基本的に元の構造を維持している」と説明。
今年の準備に3~4週間を要したが、損傷した部分のみ修理を行い、可能な限り伝統的な姿を保っているという。

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