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シンガポールの入国管理・検問所局(ICA)は、今年の年末学校休暇期間中(11月下旬~1月頭)に、マレーシアとの陸路国境である ウッドランズ(Woodlands) と トゥアス(Tuas) の検問所で深刻な交通渋滞が発生する見通しを発表した。
過去のデータを参照すると、最近のディパバリ連休(10月17日~20日)では、これらの検問所を通過した旅行者数が約 200万人 に達した。最も混雑した日は、1日で 55万人以上 が出入国した記録もあり、ピーク時には乗用車での入国には 最大3時間もの待ち時間が発生したという。
さらに、ICAはこのピーク期間に合わせて 電子蒸気器(e-ヴェポライザー)の密輸防止チェックを強化する方針を明らかにしており、通過手続きにおいて通常より時間を要する可能性が高いと警告している。
渋滞を避けたい旅行者には、車での国境越えではなく 越境バスの利用を検討するようICAは提案。また、入国手続きをスムーズにするため、スマートフォンの MyICAアプリで生成したQRコードを利用したパスポートレス通関 を活用する方法も紹介している。
ICAは、旅行者に対して交通ルールを守るよう要請し、混雑時にも冷静な行動と係員の指示への協力を呼びかけている。渋滞が予測されるだけでなく、不法な物品の持ち込み防止対策も並行して進められることで、国境を越える旅は例年以上に慎重な計画を求められるものになりそうだ。