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マレーシア国民大学(UKM)は、変形性膝関節症の患者に対する幹細胞治療の臨床試験を国内で初めて成功させ、再生医療分野における歴史的な一歩を刻んだ。
今回の治療は、臍帯由来の間葉系幹細胞(MSCs)を用いたもので、2016年からKL Orthosports社との協力のもとで6名の患者に対して実施された。
すべての患者が回復し、日常生活に支障なく復帰しているという。
KL Orthosportsの最高経営責任者であり、UKM准教授でもあるダトゥク・バドルル・アクマル・ヒシャム氏は、「2016年から今日まで、すべての症例で順調な回復が見られた。
この治療は、社会や患者に大きな恩恵をもたらすと確信している」と語った。
UKMは現在、国内で唯一、幹細胞治療に関する科学的根拠に基づいた臨床試験を完了し、承認を得ている高等教育機関である。
バドルル氏は、「国立大学として、この治療法をさらに広め、再生医療の先駆けとなる使命を果たしていきたい」と今後の展望を述べた。
この成果は、マレーシアの医療研究と治療の可能性を広げるものであり、同国における再生医療の普及に弾みをつけることが期待されている。