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シンガポールが来年から外国登録車両に課す車両入国許可証(VEP)料金を引き上げる方針を示したことを受け、マレーシア人の間でシンガポールへの越境移動を見直す動きが出ている。
現在、シンガポールに入国する外国登録車両は、乗用車で1日35シンガポールドル(約109リンギ)、オートバイで4ドル(約12.5リンギ)のVEP料金を支払う必要がある。これが2027年からは乗用車50ドル、オートバイ7ドルに引き上げられる予定だ。
さらに、現在は年間10日間の無料VEP枠があるほか、平日に午後5時以降に入国し翌日午前2時までに出国する場合は料金が免除される制度があるが、これらの優遇措置は来年から廃止される見通しとなっている。
ジョホール州に住む金融プランナーの男性(37)は、これまで家族を迎えに行くため週1回シンガポールに車で渡っていたが、料金引き上げを受け「不要不急の平日の訪問は控える」と話した。
また別の利用者は、来年開業予定のジョホールバルとシンガポールを結ぶRTS(高速鉄道)リンクの利用に切り替えることを検討しているという。
物流業界にも影響が及ぶ可能性がある。貨物車両に必要な貨物車両許可証(GVP)の料金も月40ドルから70ドルへ引き上げられる予定で、業界関係者は輸送コストの増加や商品価格への波及を懸念している。
ジョホール・トラック協会は、ディーゼル価格の上昇や資金繰りの問題などですでに業界の負担が増している中で、今回の料金改定は企業の収益をさらに圧迫する可能性があると指摘している。